排便障害のケアにはいくつもの方法がありますが、今回は温罨法・腹部マッサージについて取り上げます。NPO法人日本コンチネンス協会 コンチネンスアドバイザーである種子田 美穂子 先生が、実際に人間(患者役)や模型を用いて腹部マッサージとガス抜きのケアの方法を具体的に説明します。
腹部マッサージを行う前に腹部を温める方法、適切な体位、マッサージの仕方を実践しながら解説しています。「の」の字マッサージだけでなく、ガスがたまりやすい部分のマッサージ、PEG等のチューブが入っている方への対応にも触れています。ガス抜きのケアでは、肛門が緩みやすくなる適切な体位の取り方、模型を用いて肛門・直腸への指の入れ方や動かし方を具体的にお示しします。