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事例紹介

新製品の市販後アンケート調査 論文サマリー -

新製品の市販後アンケート調査 論文サマリー

経腸栄養の実施中には、下痢、嘔気、消化管逆流などの経腸栄養不耐症(enteral feeding intolerance;EFI)の合併症が見られる場合があり、栄養状態や臨床的転帰の悪化につながる可能性があることが指摘されています1)

EFIの対策としては、経腸栄養投与量や投与時間の調整、流動食の種類、例えば食物繊維を含有する製品などへの変更が考えられます。

食物繊維含有乳清ペプチド消化態流動食は、消化吸収に優れ、胃排出が速い乳清ペプチドを窒素源とし2,3)、プレバイオティクスとしてグアーガム分解物(partially hydrolyzed guar gum;PHGG)、イヌリン、フラクトオリゴ糖を含み、それぞれ下痢などの消化器合併症の発生や経腸栄養中断率を低下させることが報告されており4,5)、2022年1月から臨床使用が可能になりました。

食物繊維含有乳清ペプチド消化態流動食の適正使用を目的として、医師を対象とした市販後アンケート調査が実施されましたので紹介します。