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診療報酬からみるコンセンサスのあるがん栄養療法 -

  • 42:40
  • 犬飼 道雄先生より、がん患者の体重減少が招く悪影響に対する栄養療法について診療報酬を絡めてお話し頂きました。

がん患者さんに対する栄養管理は診療報酬でどのような位置づけなのでしょうか。改定の変遷を追いながら、犬飼 道雄 先生(岡山済生会総合病院 内科・がん化学療法センター 主任医長)が解説します。

◆がん治療に押しつぶされないために
高齢化に伴い、多病、低栄養、フレイル等の問題を抱えるがん患者が増えてきました。がんによる症状(体重減少、便秘・下痢など)も加わり、がん治療は大きな負担になります。まずは栄養療法や緩和医療により心身ともに元気で自立した身体づくりをしてから治療に臨めるように支援したいものです。

◆がん患者さんに関わる栄養管理加算の変遷
令和2年度と4年度の診療報酬改定を振り返り、入院患者に関わる栄養管理の加算の変遷を見ていきます。診療報酬上でもがん患者さんの栄養管理が重視されてきています。

◆がんだから食欲不振は仕方がない?
低栄養は術後合併症や副作用、QOLや生存率にも影響を及ぼします。がん化学療法は栄養療法が適切に行われていることが前提になります。術前に経口栄養剤を摂取できていない場合は、飲みやすい栄養補助食品(ONS)の活用を検討しましょう。

◆外来化学療法中の食事の悩みに気付くには
がん患者が入院から外来へとシフトしている中、食事に関する悩みは外来で気付く必要があります。そのためには多職種連携、チーム医療が重要です。

  • プレゼンター

    岡山済生会総合病院 内科・がん化学療法センター 主任医長 犬飼 道雄 先生